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ハッ!!!
そういえばチームの皆はどうしたかしら?
私は、街へと体を向けた。
「「「マチルダさぁんっ!!」」」
門の近くで何人かが私に手を振っていた。
よかった!!無事だったようだわ!
私は安堵の息をはいた。
※※※
お、ちっこいのが今にも転がりそうな勢いでこちらに走ってくる。
「ナズナ!!ニアト!!」
マチルダは二人に駆け寄る。
お、擦り傷発見…
ナズナの膝小僧は赤く滲んでいた。
マチルダは気づいていないみたいだ。
「ちょっとごめんよ…」
ナズナの膝小僧を癒しの魔法を掛けつつ撫でる。
「なにっすんのやっ!!」
隣のマチルダから蹴りが来た。
「敢えて言おう!!当たらない、と!!」「なっ!?」
マチルダの蹴りは俺の防護結界
"カウンター"
に、弾かれた。
だって、怪我したら痛いじゃないか。
自分を守るのは基本だよ、うん。
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