第2話 死体のキモチ 2

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「清水さん、とりあえず、座りましょうか」 机を挟み、折り畳み椅子に清水とリリコが腰かけた。 部屋の隅から、竹山は椅子をずるずると引っ張ってくる。 リリコの隣に、不服そうな顔でどかりと座った。 「刑事さん、早く教えて下さいよ」 そう言った清水の目の前、机の上にリリコは靴の箱を置く。 「この中に、春子さんの鞄にはなかった、清水さんが欲しがっていたモノがあります」
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