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凛は腰に手をあて、将来の無い残念な断崖絶壁(胸)を張り、ドーンという効果音付きそうな格好で「私はこいつの姉よ!」と言い張った。
ピシッ
「………………」
未春が石化した!
「ぅおぃ!大丈夫か、未春くーーーん!!」
脩の叫び声で石化が解けた(我に返った)未春は
「(ばっ、バカな……あり得ないぞ!!どう見ても同い年、いや年下だ!!
まままま、ましてやさっき、お兄ちゃんって呼んでたぞ!!!!
なんだ、なんだこの凛っていう人!!!
魔女か……魔女なのか!?
いやいや、魔女って鍵鼻にとんがった顎で……ってそんな古いイメージじゃなくてさ…………いやいやいや、なんか説明出来ない……あっ、もしかして、魔女って若くあるために何かを犠牲にしなきゃならないのか!!だから、あの絶ぺ「おいごら」ひぃっ!!」
凛が姉と聞き、脳内パニック大必死の未春は、凛に胸倉を掴まれ情けなく悲鳴を上げる。
「おいてめぇ、今失礼な事考えてなかったか??」
「凛姉ーー、素が出てる出て……ぎゃーー般若がで「うるせぇー」あばばばば…………」
凛に注意した脩は、凛に罵声を浴びせられた為、泡を吹い天を仰ぐ様に倒れて行った。
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