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「イイ声で鳴けよ? ミオ」
「っ、バカ恭っ……!」
自然と名前で読んでくれたことにまた幸せを感じながら、俺は彼女に口付けた。
普段通りの憎まれ口を叩けるのも、ここまでだ。
今日はいつもよりもっと、余裕でなんていられそうにない。
ただ、ひたすら溺れよう。
この間違いだらけだった恋心に。
そして見つけた、かけがえのない愛情に。
俺を捕らえて離さない、甘く魅惑的な熱に。
ココロもカラダも、俺のすべてを、捧げると決めたから。
もう離さない。
離れないでいて欲しい。
その熱で、その想いで、俺をずっと溺れさせて。
End...?
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