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唯、普段から部活と言うものに所属すらしなさそうなこの四名をどうやって入部に持っていくか、
随分と手を拱いた。
「都検部は楽しいわよ」、「面白い部活よ」と誘ってみたが、
「都市伝説に興味はあるんだけど、部活と言うのが厭だ」
と突っぱねられた。
どうすれば首を縦に振ってくれるんだろうと悩んだ結果、
「検証のレポートが優秀だったら先生から何かご褒美あげる。それが出来るのは、あなた達、選ばれた生徒だけよ」
特別に選出された者への特別な報酬を提示すると、
私の躯が手に入ると思ったのか、遊人は「先生、それマジか」と敏感に反応した。
緩んだ顔から下心が透けてみえる。
私から物が貰えると思ったのか、美佳と沙織は「だったら是非」と掌を返した。
何と単純な女の子達だろう。
私に認めて貰えると思ったのだろう、学は「それなら自信はあるので頑張ります」と態度を変えた。
そんなに私に認めて貰いたいのだろうか?
よって、この四名は都市伝説『呪いの試験問題』の検証に熱を入れる訳だが――。
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