未知の学校・予知の力

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「学級委員は何人居ても忙しいです!」 五月が立ち上がって抗議する。 というかあいつ学級委員かよ。 そういや優等生なんだよな一応。 「と、図書委員だってクラスが少ないから人数が少ないんです」 咲も立ち上がる。 「体育委員だって」 一人 「挨拶委員だって」 また一人。 「それなら掃除委員だって」 「花に水やり委員だって」 「SOS団だって」 「ロケット団だって」 おいおい…… ついにはクラス全員が立ち上がって土浦先生を睨みつける。 土浦先生はみんなの気迫におされて。 「わ、わかったわよ。みんな人手が欲しいのね……そうだ! これからゲームをやってその勝者に大空君を入れましょう」 ……はっ? 俺が抗議を言おうと口を開けたが 「「「「異議なーし!!」」」」 俺の意志はどうなるんだよ…… 声には出せず一人ため息をつくしかなかった。
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