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「太陽君…もう一回して…」
そう言う咲の目はキラキラ光っている。
…コイツも子供だったな…
「そうだ!兄ちゃん。僕たち今から鬼ごっこするけど…どう?」
どう…ってなぁ…
正直この歳で小学生と遊ぶのは…ちょっとな。
それに咲だって。
咲の顔を見る。
「鬼ごっこ…」
めっちゃやりたそー!!!!
「…よし!やるか」
「じゃあみんな」
子供たちが顔を見合わせる。
「「「逃げろ~」」」
「って俺が鬼なのかよ!」
「わー」
咲も逃げていた。
「…ったく」
俺は少し遅く歩き出した。
「じゃあねー」
子供たちが帰って行く。
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