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今日は一体何なんだ?
原因は美代子さんなんだろうけど。
「何か咲と五月に催眠でもかけたのか?」
そうでなければあの二人の変わり様は異常だ。
「太陽さん」
「ん?」
考え事をしているといつの間にか火野が前に立っていた。
もし、あの二人だけにしかモテないのなら火野は普通のはずなんだけど。
「ああっ…」
「火野!?」
火野はいきなり頭を抑えながら俺の胸に倒れ込む。
「どうしたんだ?」
い、今すぐ保健室にでも運ぶか?
「そ、その持病の癪が…」
癪…ってお前頭を抑えながら倒れたのに。
「太陽さん、さすってくれませんか?」
やっぱり火野も顔を赤らめている。
「やっぱり火野もか~!!」
俺は慌てて逃げ出した。
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