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まさか火野まで、これは天満も変に違いない。
「あ、あの…大空君…」
「へ?」
聞き覚えのない声。
後ろを振り返るとクラスで何となく見覚えのあるやつだった。
「わ、私の事覚えてる?」
「あ…ああ、同じクラスだよな」
お、おいおい…ひょっとして…
「嬉しい!!ねぇ、良かったら一緒に行かない?」
そう言って名も知らない女の子は俺の腕を取った。
やっぱりか…
「ゴメン。俺急ぐから!!」
そう言って俺は無理矢理引き剥がして逃げた。
間違いない。
俺は確信した。
俺は今、全ての女の子からモテている。
キーンコーンカーンコーン
何とか無事に教室にはたどり着くことが出来た。
しかし…
明らかにいつもと雰囲気が違う。
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