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レイ『……中国の大連の旧地球連合軍基地にまたもや漆黒の量産型ゲシュテン現れ奇襲をしかける…しかし、基地陥落は愚か基地自体に攻撃を与える気配がなく元地球連合軍の強行派が乗っている量産型ゲシュテンに呑み撃墜、逃走…どうやら世間で騒がれている"復讐の亡霊"による仕業と新組織秩序連合軍総帥、イーゼル=グランダーナ(28)は見解している。ちなみに、この戦いで周辺地域や周辺住民には被害なし……死亡者は元地球連合軍のパイロット数十名呑み。……か……これで"復讐の亡霊"が現れ旧地球連合軍基地に奇襲をしかけたのは8回目ね……』
中国の大連に漆黒の量産型ゲシュテンが現れ襲撃したニュースを見ていた。
シャル『最近"復讐の亡霊"のニュースが頻繁に出るようになったね。一体誰なんだろう"復讐の亡霊"って…』
レイ『興味ないわ……』
シャル『でも凄いですね。周辺地域住民や基地に傷一つつけてなく戦闘を行うなんてね…私の技術じゃ無理だろうな~』
この調子で2日間かけてヴェネツィアに向かった。
2日後…
ヴェネツィア宇宙観光旅客センター…
ジーベン『着いたぞ…早く降りて火星のイリドーラ王国行きの便の手続きをしてこい』
ヴェネツィア宇宙観光旅客センター前ロータリーに車を停め後ろのドアを開け放つ。
シャル『へっ…ここでお別れ?』
ルーシー『そうよ…会社の人がこの近くまで迎えに来てくれているみたいなの』
ジーベン『そういうことだ…分かったなら行ってこい!』
シャル『は~い。レイさん行きま……あれ?レイさんは?』
辺りを見回す。
ルーシー『あそこよ…全く、無言で降りるなんて礼儀がなってないわね』
ジーベン『降りて追い掛けなくてもいいのか?』
シャル『あっ!!ありがとうお母さん、お父さん!!』
勢いよく降りてレイを追い掛ける。
ジーベン『そそっかしい奴だな…』
ルーシー『会社の人ってあれじゃないかしら?』
ジーベン『そうみたいだな…』
すると、ランクード夫妻の元へ女性が近付いてくる。
ミシェル『ランクードご夫妻はあなた方のようですね…私はルアーク産業株式会社代表取締役のミシェル=ライト=ウッドです。あなた方を我社までお連れしますわ』
ルーシー『わざわざ社長が出迎えるなんて…お疲れ様です』
ミシェル『いえ。ささこちらに』
車をミシェルの指示された方向に走らせる。
一方ヴェネツィア宇宙観光旅客センターフロアロビーでは…
シャル『もうそろそろですね』
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