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もしもその言葉が本当ならば、私にはどうしても会いたい人がいた。だけど、どうしたら会いに来てくれるのだろうか? 彼女に聞いたら教えてくれるだろうか?だけど、私は彼女に話しかけた事がまだ一度もない。どうしよう...。 私がドキドキしながら彼女の方を見ていると、彼女も私に気付いたのか目が合ってしまった。そして私の席にやって来て言ったんだ。 「秋森さんは、さっきの話、信じてくれる?」 「え?」 「だから今、私の事を見ていたんでしょ?」 「あ...ごめんね。うん、私は信じるよ!だから霧山さんお願い、もっと詳しく教えてくれるかな?」 「いいよ。じゃあ、今日のお昼は一緒に食べよう?その時に詳しく話をするから...。」 「うん、わかった。」 私は彼女と一緒にお昼を食べるのは初めてだったが、教えてくれるみたいで良かった。どんな話が聞けるのであろうか?私はお昼休みが待ち遠しかった。
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