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しばし、沈黙。
アスナが沈黙を破る。
アスナ「参加したくないから参加しない。仲間になりたくないから仲間にならない。私はだれとも仲間になんかならないんだ。私は孤独な女さ。はっはっはっは」
アスナの笑い声が体育館に響く。
生徒「うわあ、アスナさん、ひくわー」
生徒「もっと協調性もてよ」
アスナ「協調性なんてある人間が、一体何の得をするの。協調性を大事になんて、迷信よ、迷信。ここトリニシアみたいに、海で囲まれた島国だから、そんなじゃれごとを言っていられるだけだ」
アスナは足音を強く体育館に響かせながら、出て行く。
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