第1章

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「ネルトリンガーにきっとスウィンジは目をつけられてしまったでしょう。 それなら…こちらは黒猫を向かわせて… 糸を遮断または…ムシュフシュの動きを封じるしかありません」 でも、どうやって? 袋狼が小さく鳴く。 「風がダメなら… 炎または…雨です」 黒猫は雨の精霊を連れている。 最悪、私たちが空間を作り、毒を退けるしかない。 「一番はリルヴィの協力を得ることですが…」 リルヴィの組織なら…ネルトリンガーと対峙できるでしょうが… 「あの、ばか黒犬は!!」 肝心な時にどこをほっつき歩いているのでしょう! 「毎日、報告しろとあれほど口を酸っぱく言っているのに!」
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