リルヴィ

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星を見ながら、月の飾りを手に泣いてるリルヴィに…私は黙った。 それは…確かリルヴィがスウィンジから頂いていた…銀の三日月。 「困りました…黒薔薇」 静かにリルヴィが語りだした。 「私は…どうやらスウィンジと絶縁仕切れてないようです」 このとおり、スウィンジの敵をやってしまいました。 と、口にしたリルヴィに私は呆れたように言った。 「リルヴィ、スウィンジにも事情が合ったのです… そして、それをレイラ姫に渡さなくてはならない事情が… レイラ姫は…シュマシュの復活をさせると…風の噂で聞きました… その為にも…指輪は必要です」 「黒薔薇、私は…スウィンジに今更謝罪が出来ません…」 うなだれるリルヴィの背に私は蹴りを入れた。
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