5人が本棚に入れています
本棚に追加
星を見ながら、月の飾りを手に泣いてるリルヴィに…私は黙った。
それは…確かリルヴィがスウィンジから頂いていた…銀の三日月。
「困りました…黒薔薇」
静かにリルヴィが語りだした。
「私は…どうやらスウィンジと絶縁仕切れてないようです」
このとおり、スウィンジの敵をやってしまいました。
と、口にしたリルヴィに私は呆れたように言った。
「リルヴィ、スウィンジにも事情が合ったのです…
そして、それをレイラ姫に渡さなくてはならない事情が…
レイラ姫は…シュマシュの復活をさせると…風の噂で聞きました…
その為にも…指輪は必要です」
「黒薔薇、私は…スウィンジに今更謝罪が出来ません…」
うなだれるリルヴィの背に私は蹴りを入れた。
最初のコメントを投稿しよう!