第1章

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それ以上でも、それ以下でもなかった。 しかし、薔薇を気に入った者から人に化ける術を教わり…今にいたる。 そういえば…かなり前にある人間と会話した事があるのをフと思い出しました。 確か、名前は…スウィンジ。 夜な夜な…ある場所で会話をしたのが、まるで昨日のよう。 その際に言われたのを私は…断ったのも。 ──いずれ不幸を向かえるジグラッドの為に協力してほしい…。 しかし、私は…不幸を打破する力を持っていない…只の半人前な精霊。 ──私は…力不足です… 私では、貴方の足手まといになります… もし、私でなくてはになりましたら… 協力致します それを告げて…1ヶ月たっただろうか。 ジグラッド王が倒れたのだった。
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