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そりゃ、毎回そんなこんなで続くから『おかしい』とは思ってたけど!最初っから『嵌められてた』なんて。
俺が『こずさんの頼み』は断れないって知ってるくせに。ああ、だから『頼みこんだ』のか………。
蒔
「そのまんま、ズルズル続けてる時点で気付けねえアサが悪い。ってか、ヒヅもそうだが、何でお前らは、こずの言うことだけ聞くんだ?こずが『総長』だからか?」
朝陽
「………それもあるけど。俺達がまだ『ヘヴン』に入る前のこと、聞いてる?」
蒔
「お前が拉致られて、ボコられたってヤツか?」
朝陽
「………ン。あの時、『ヘヴン』の皆に助けて貰えなければ、死ななくても『輪姦』されてたと思う………。」
ーあの時は、本当に怖かった。こずさん達のお陰で『未遂』で済んだけど、俺が受けた『ショック』は大きくて………。
暫くは、陽月以外の男は年齢関係なく、駄目だったくらいだ。
そして。それよりも、俺の心を抉ったのが『それ』は、『未雪』が仕組んだことだったと言う事実。
俺に『飽きた』から、俺が『ウザくなった』からって、俺を痛め付けるよう指示し、その様を嘲笑って見ていた未雪に、俺は『絶望』したんだ。
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