ー 平凡の日々 終了 ー

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 因みに、この『御影学院』には、共学の『兄弟校』である『影森学園』と言うのが存在する。何故かと言うと、両校の理事長が『れっきとした兄弟』だからだ。  『御影』が兄で、『影森』が弟。補足すると俺達の『伯父達』と言うことになる。  小中高一貫である『御影学院』への中途編入が出来たのは、そう言う背景もある。  まぁ、『御影』(『影森』もだが)は、全国各地から『優秀な人材』を集めようとしているらしく、中途編入と言うのは、それほど珍しくはないので、俺達が『理事長の甥』だと言うのは、『秘密』だったりする。  何故『共学』である『影森』でなく、『男子校』である『御影』かと言うと、『影森』が『全寮制』ではなかったから………。  おまけに、兄である『御影の理事長』が、『陽月と朝陽は俺の学院に入れるんだ』と、俺達の両親に泣き付き、ごねた所為らしい。  まぁ。『仕事の都合』で、両親共に、イギリスに帰ってしまった為、『全寮制である御影』の方が、両親も安心だったのだろうと思う。 ーおっと。読者諸氏に、『説明的なこと』を話している間に、スタジオに着いてしまったらしい。
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