ー 朝陽と陽月 2人の本心 ー

4/15
前へ
/99ページ
次へ
 あの~~~、3人とも、静かにしてくれませんかね?目立ってるんですけど、スッゴい『悪目立ち』してるんですけどー? 朝陽 (…うう、視線が痛い…………。??何だ、一際強い視線を感じる………!!これって)  気付いた俺が、辺りを見回すと、食堂の奥に、伊達さんの姿を認める。やはり、じっとこちらを見ていたようだが、俺と目が合うと、『パッ』と剃らした。  本当に学院内にいる間は、『見守る』つもりでいるらしい。………まぁ、そんなことしなくても、俺はどうともないと思うけど。  『生徒会メンバー』な陽月は、ともかくとしても……………。  でも、陽月も『ドッペル双子』の石田兄弟以外は、煩わしく思ってるみたいだし、『平凡な生徒会メンバー』ってだけで絡まれるのは、迷惑だよな。好きで関わってるワケじゃないんだし…………。  そう言えば。俺は断ったけど、悠さんから『打診』された時、どうして陽月は、断らなかったんだろう。  『生徒会メンバー』を快く思っていないなら、断ればいいだけの話だ。悠さんだって、『強制はしないから、自分で決めていい』って言ってくれた。だから、俺は断ったんだし。
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加