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そもそも。陽月以外の『生徒会メンバー』全員が『ARUFA』の幹部だ。会長が総長で、副会長が副総長だと聞く。
まぁ、『ARUFA』の連中が『ヘヴン』に関わって来ることはないだろうけど………。
ーだって。『規模』も『勢力』も、違いすぎるのだー
『団結力』や『結束力』にしたって、同じことだ。まぁ、『総長としての器』が違いすぎるのだろう。
関東No.1の規模と勢力を誇りながらも、『ヘヴン』の結束が崩れないのは、単(ヒトエ)に『総長』である、こずさんの『手腕』によるもの。
『総長』としての、統率力とカリスマ性。人の上に立つ者としての『器』は、会長とは、比べることすら『おこがましい』のだから…………。
陽月
「………で、どうするの、あーちゃん?」
思考に耽っていた俺は、陽月の声に『現実』に引き戻された。陽月の瞳は、何故か『不安そう』に揺れている。
朝陽
「『どう』って。その時に、速攻で断ったんだよ。それに、俺『ノーマル』だし………」
ーもう、『傷付く恋』をしたくはないー
『傷付かない恋』なんてない、と言うのなら、一生『恋』なんてしなくていい。
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