ー 朝陽と陽月 2人の本心 ー

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(※但し、伊達の場合。朝陽のことがなくても、普段から授業に出席せずに、サボっていることが多い。) 戒斗 「……………ってゆーかさぁ。『あれ』って、ストーカーとして、通報していいレベルじゃね?」  別に、通報する必要はないように思う。伊達さんの場合は、純粋に『見守る』つもりだけみたいだから。  まぁ、多少は鬱陶しいけれど、相手の『善意』を無下には出来ない。 陽月 「ストーカーって言うのは、こっちが『甘い顔』すればするほど、付け上がるよ?」 朝陽 「………いいよ、別に。伊達さんなら、俺が『嫌だ』って言えば、聞いてくれると思うし。」  俺のことは、まだ『諦めてない』みたいだけど、俺が本気で『嫌だ』と言えば、聞いてくれる人だと思う。  まぁ。何で『俺』なんかを選んだのかは、未だに『わからなかった』のだけれども。 戒斗 「それなんだよなぁ。だって『面識』はないわけだろ?まぁ、朝陽の素顔は可愛いけどさ。」 陽月 「あーちゃんが可愛いって言うのは、お友達君に賛成だけど。でも、素顔は知らないはずでしょ?」  そう。俺の『素顔』を、伊達さんが『知っている』はずがない。
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