ー 朝陽と陽月 2人の本心 ー

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 あんまり、見た目の『美醜』に拘るような人じゃないんだろうけど、そうだとしても、『不思議なこと』には変わりない。 ーそう。話したこともない俺を、どうして『好き』  だなんて、言えるんだろうかー  まぁ、『Rin』に告白してくる人(男)にも、言えることだけどね。あれは、涼さんのメイクの腕によるものだけど、『美少女モデル』と言われるあたり、俺は『女装』すれば、『そこそこ』なんだろう。  でも、俺は『日本人離れ』しているだけで、『イケメン』とは、ほど遠い。『ブサメン』とまではいかないものの、『フツメン』くらいのものだ。  陽月や戒斗が『可愛い』を連発するのは、明らかに肉親や親友故の『欲目』に他ならない。  ……………2人とも、自分が『イケメン』だから、美的感覚が変わってるだけなのかも知れないケド……………。 ー結局。朝陽は、そう言う結論に到ったわけだが、朝陽は『自己認識』が、とことんまでに甘かったのだ。  自分の『素顔』が『綺麗』だと言うことに気付いていない。所謂『無自覚美人』を、地でいってる。正に『知らぬは本人ばかりなり』と言うやつだった……………。
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