水無月

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あれからもう1年と8ヶ月… ふと停めた車中で降りしきる雨の音を聞きながら街中の紫陽花を見つめていると… 雪の日も 明るい春の陽射しが眩しい日も 梅雨の雨の日も どんな時も どこで何をしていても いつも… 愛するひとを想い 心と体が感じる感覚や 状態は 考えるほど 思うほど 深まり強まり熱くなることはあっても 全く色褪せることがないということ 全く変わることがないということ この世界には 環境や状況や 時間や距離や 利便性や損得や 理屈や常識には全く影響されない 想いと気持ちと 感覚が現実にあるということを 生まれて初めて… でも今も確かに… 心でも体でも実感し続けている自分がいます 出会いのタイミングや状況や環境は選ぶことはできなくても… この世界に存在してくれていてありがとう 同じ時代の同じ国… 手の届く距離にいてくれてありがとう いつも いつでも いつまでも 全てを愛してる
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