公園にて

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公園にて

「ねえ」 彼女はまるで現世との別れを名残惜しむかのような表情で夕日を見ている。 俺と彼女の間を通り抜けた風は、背後のブランコを押して、ギィ…と錆びた音を鳴らした。 「もし今、この星に最強の敵が現れたら、どうする?」 「今?」 「そう、今」
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