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<季題>
水無月
<季節>
初冬から冬へ
(または、初夏から夏へ)
鬨:
とき。即ち「かちどき(勝鬨、鬨)」、ただし読みは「とき」とする。
字義通りの、(日・韓・中等)東洋古代中世における戦時武家作法ではなく、むしろ現在一般に見られる通り、勝利時の歓喜の爆発が自然に発声や挙動に結実したもの、と解釈されたし。
また、しばしば混同誤用される「凱歌」とは意を異にする。
うた:
一般には「鬨の声(ときの『こえ』)」とされるが、この句、また三連句ではあくまでも『うた』。ただし上記の通り「凱歌」の類ではない。
人間性の最も深遠なところから、「うったえ」られ「あらわ」されたもの(上記、並びに第一句注釈参照)。
四年後:
よつとせのち。「後」は「あと」と読むことも可能。言うまでもなく、四年後のワールドカップを指す。
本来、季題とは一年を周期としその中で移ろう季節を表す語句(一般に名詞単体)、または語群である。この連作俳句は、人為的とはいえ四年周期で廻るワールドカップを共通動機(モチーフ)とした上で、独立した三句各々が別個の季題を持ち異なる季節を詠む、という構成を採っているが、「四年」(更に併せて「うた」)もまた、連作を通した主題「FIFAワールドカップ」の象徴として、そして季節同様周期的に廻り来るものとして、季題の一種であると解釈することが可能かも知れない。
水無月:
現行太陽暦7月。即ち、……
字不足:
……
.
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