早月はや 四年毎の 球のうた

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<季題> 早月 <季節> 晩秋から初冬へ (または、晩春から初夏へ) 早月: 旧暦皐月。おおよそ現行の太陽暦6月。 即ち、北半球を中心とする大半のフットボール界においてオフシーズン開始となる時期であり、シーズン外の諸大会、就くワールドカップが開幕する月である。 や: 俳句特有の詠嘆・助勢を表す間投助詞。この句では特に切れ字、即ち「句点」としての意味合いこそが強調されている、と解釈すべし。 連句の全体的構成に考慮し、第三句と比較せよ。 四年毎: よつとせごと。季節同様に「廻るもの」の直喩。 ここでは即ち、(五輪等ではなく)ワールドカップ。 の: 格助詞。厳密文法的には属格だが、ここに限り転じて、「なる(=に+ある)」の意を含んだ与格としても機能し得るものとする。 これ以下は連作を通じ原則的に、字義通り属格。 球: 言うまでもあるまい。 フットボール。 ただし、「球それ自体」よりむしろ、「プレー・ゲームそれ自体」・「競技それ自体」から「フットボールを取り巻く諸々」まで、総てを含意し得るものとする。 うた: .
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