神様
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母からあの子が事故で入院したと聞いた。僕に何かできることはないか?夕焼けを背にぼんやり歩いていると神社が見えた。僕は思い出したかのように大きな鳥居をくぐり階段を掛け上がった。神社には神様がいるらしい。だから、もしこの願いが叶うならあの子に御守りを届けよう。それが今の僕にできること。息を切らせてポケットの小銭を賽銭箱に投げ、神様に願った。「明日天気になあれ」と。
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