第三章

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犬ってそれはどうなんだろうか とか なぜにそんな不機嫌なのか とか聞きたいことはあったんだけど問答無用で伊賀さんに引っ張られてその場を後にした。 会計はその場にいた生徒会の(多分)庶務さんに押し付けられててぷぅ、とほっぺを膨らましていた。 和くんはなぜか会長さんと副会長に抱きしめられて嫌そう(満更でもないとおもうけど)に抵抗していた。 善ちゃんは伊賀と同じような恐ろしい笑顔を浮かべてぴたりと後ろを歩いている。 つまりなにがいいたいかって? うん、俺にもよく分からないんだ。 混乱中です混乱中 まずなにが起こってた? 俺のうどんは? とりあえず食堂の端っこでこっちを伺っていた生徒に目配せして大人しく伊賀についてきた。
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