第三章

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連れて来られた先は多分風紀委員室 きっちり整理された空間に置かれた机に三人の委員さんたちがいて、突然現れた俺たちに瞠目していた。 にしてもなにここ てかなにこれ 王子様王国でもつくりたいの? ってくらい綺麗めで腹黒そうな王子様たちが陳列してる。 伊賀を筆頭にイケメンを収集したみたいにみえる。 「なんです?こんな時間に。なんかあったんですか」 慣れないイントネーション 関西弁の王子様が口を開いた。 「西園寺は黙っててね」 だから、なぜ不機嫌なんだ伊賀 てか日曜日の夜なのにこんなきっちりお仕事してるなんて風紀って大変なんだなぁ 「はい、次郎座って。 善、緑茶あったかいの」 「はい」 善ちゃんがパシられてるー!??! いやいや指定されたソファに腰をかけると目の前に伊賀が腰を下ろした。
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