第一章

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「懐かしいなぁ、この部屋」 ドアを開けると懐かしい間取りが広がった 二人部屋を一人で使ってたなんて贅沢にもほどがあったのかもなぁ どうやら今は同室はいないようだった どんなやつなんだろう同室 うるさくないといいなぁ 安眠しないと次の日死にそう。 もともとそんなにない荷物はダンボールにおさめられ、片方の部屋に詰め込まれていた。 転入早々知らん人の荷物があちこちにあったとおもうし、ごめんね転入生 「こっちかな俺の部屋は」 相変わらず無駄に広い リビングも相当だし共同キッチンもわりと広いし各部屋も広い 広いに越したことはないけどさ トランクを入ってすぐのところにおくとボスッとベッドに飛び込んだ あ~きもちい。 あぁでも埃っぽい。 長旅の疲れっていうの? とにかく眠い 同室に挨拶しなきゃとは思っていたけどその日はそのまま寝てしまった シャワーくらい浴びてから寝ればよかった、なんて後悔したのはすっかり日が昇ってからだった。
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