第三章

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「なんだあいつら…化け物かよ…」 山内が汗をぬぐいながら敵チームをにらんだ。 その視線の先には善ちゃんと和くん 「善!次郎に当たるところだっただろ!!気をつけろよ!!」 「気安く名前を呼ばないでくれるかな、それにこれは当てるゲームだから。馬鹿なの?」 「また照れてるのか!!しょうがないな!!!馬鹿って言うなよ!!」 「日本語わからないの?さすが猿だね。馬鹿は馬鹿でしょ?」 「馬鹿って言う方が馬鹿なんだぞ!!」 「へぇ、俺を馬鹿だって言うの?」 …すげぇ あの二人言い争いながらめっちゃパスし合ってる…チームワークはんぱねぇ… 「うわっ」 後ろで鈍い音が聞こえて続いて叫び声が聞こえた。 また俺のチームから脱落者が出たらしい。 「残り四人、」 山内がごくりと喉をならした。
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