第三章

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「チャンスだ!!GO!!猿!!」 善ちゃんキャラ変わりすぎだよ 「猿なんて言っちゃだめだぞ…ッッ」 和くんが叫びながら俺のチームにボールを投げ入れた。 「よけろ桐生!!!」 まっすぐ俺に向かってきたボール よけようと思えば多分よけられたんだろうけど 「あ、死んだわ」 すごいアホみたいなことを一言呟いてがっつりお腹にくらった。 「桐生ーーーー!!!!」 「山内…俺の分まで…生き…て…」 「はいはい茶番はいいから早くでろよ桐生」 むさ苦しい体育教師に首の根っこを掴まれて退場。 せっかくいい感じだったのにー 結局負けたけどすごい楽しかった。 そして善ちゃんは和くんに対して少しだけ(ほんの少し)友好的になったある日の昼下がりでした。
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