第一章

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うわ、完全寝坊じゃん。 目が覚めて枕元にあった時計を見つめてため息をついたのはしょうがない。 朝ごはんちゃんと食べようと思ってたのに最悪 シャワー浴びなきゃだし まだ寝ていたいという邪念を払って体を起こした。 共同リビングに通じる扉を開けると昨日と同じ風景が広がっていた。 ん? 同室はどうしたんだ? 帰ってきてないのか? まさか泊まり?さすが我が学園 性生活乱れすぎ ふとそばに落ちてたプリントに目をやると今日はどうやら生徒会総会と朝会を同時進行するみたいだ。 …ん? 時計にもう一度目をやり、プリントに目を戻す 「…始まってるじゃん総会と朝会」 だから同室いなかったのか! ごめんね同室。 会ったことないけど性生活乱れすぎとか思ってごめんね! にしてもやばいかな~… ん~、 まぁあんなアホみたいにキラキラ軍団こと生徒会と、あの悪魔こと理事長の話なんざ聞きたくもないし ラッキーかも そうとなったらシャワーゆっくり浴びてこ さすがに食堂行く時間はないか 一瞬やべ、と思ったもののすぐにお気楽に思考変化させた俺は悠々とシャワーを浴びてから学校へと向かったのだった。
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