第三章

39/47
前へ
/861ページ
次へ
そういえば、とチサが続けた 「柴田様の親衛隊の中で最近掛け持ち者が増えました」 あら、 「え、なんでだろう」 「というわけで次郎親衛隊80人突破です」 「うぉ、めっちゃ増えたね」 「なぜか柴田様の親衛隊から次郎様人気なんですよね」 結成時は20人いるかいないかくらいだったのにすごい 善ちゃんが微妙な顔をしていた。 たしかに自分をしたってくれてる親衛隊が、俺の親衛隊を掛け持ちしてるんだもん、微妙だよね 「なんか複雑でしょ?だからトップシークレットなんだよ」 「なんとなくわかった」 理解していただけたらしい 「次郎様、次移動教室じゃないんですか?遅れますよ」 「あ、ほんとだー 次、幾何だから俺サボれないんだよね」 チサは将来マネージャーにでもなるんですかってくらい色々把握してる。 すごい助かってる。 「いつもありがとね、チサ」 笑いかけるとチサが顔を赤くした あぁかわいい…! 「…なんか最近びっくりしすぎてキャパがオーバーしそう」 「善ちゃん頭いいからへいきへいき」
/861ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10399人が本棚に入れています
本棚に追加