第三章

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「ということで、ちゃーんと親衛隊がカバーしてくれるから善ちゃんにそんな負担してもらわなくても大丈夫だよ」 「次郎…」 「いつもありがとね、善ちゃんのおかげでちゃんと毎日お昼ご飯食べれてる」 「それはちゃんと食べてよ」 「えー」 めんどくさいじゃん 「このことは、委員長に言ってもいいの?」 「うーん、と」 チラリとチサを見ると 「多分大丈夫ですよ 風紀委員長様にはむしろ伝えた方がいいかもしれませんね」 「生徒か「ダメです」 チサが善ちゃんの言葉を遮った 「幸久に次郎様を意識されると困るので、生徒会には内密でお願いします」 幸久って、あぁ、生徒会長か 「あいつにはあの猿がお似合いなので」 猿って和くんかな? 善ちゃんがすごい勢いで頷いてるんだけど… 「次郎様も猿に誑かされたんじゃないかって一時期うちも桐生隊も大騒ぎしてましたよ」 またそれか…
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