第三章 後半

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副会長にソファに座るようそくされて端っこの方にちょこんと座った。 当たり前だが長いソファなので俺側には現会長、伊賀、善ちゃんも座ってる。 対する前・生徒会長様側にはその人のみだ。 「お久しぶりです、前会長」 沈黙にいたたれなくなって思わず口からポロっと挨拶の言葉が出た。 その言葉に前会長は目を細めて 「そうだなァ、久しぶりじゃねェか次郎。」 なんかちょっと怒ってるっぽい。 俺様が生徒会長をやるのは伝統なのか知らんが、この人ほどの俺様はみたことがない。 前会長、神田飛鳥は恐ろしいほど俺様で、カリスマ性に富んでいて、支持率がたかかった。 「次郎と知り合いなんですか?」 俺を呼び捨てにしたことを疑問に思ったらしい伊賀が首を傾げながら問いかけた。 「あ?そうだなァ、どうなんだ?次郎」 なんで俺に聞き返すんですかまじで 机で書類をワサワサしてる会計も、あとふたりの生徒会もこっちが気になって仕方ないという顔で伺っていた。
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