第三章 後半

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ーーー ーー なんというかこう、やっと一難去った感覚がする。 部屋のソファにぼすん、と腰をおろし一息ついた。 最近めっちゃ去年のことほじくり返されたなぁ なんでそんなみんな俺に気をかけるんだろ。 いや、ありがたいんだけどさ ただまぁ親衛隊がいて、桐生隊がいるってことがいくらか風紀の負担を減らしてくれそうで、そこは安心した、 善ちゃんとか伊賀にこれ以上負担かけんの悪いし。 ケータイをふとみると、チサからメールがきていた。 飛鳥先輩にキスされたってどっから情報いったんだろう 「歯をしっかり磨いて寝てくださいって…チサ辛辣だなぁ」 思わず呟いてしまった。 その夜、和くんは帰ってこなかった。
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