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ーー
ゆらゆら、ゆらゆら
なんかすごい夢心地がいい
揺りかごで揺られてるみたいだ。
まだ覚めたくなくて、必死に近くにあったそれを掴んだ。
「次郎、集会終わったから教室戻るよ。これから競技決め。」
耳元で耳慣れたこえが聞こえて目を開いた。
「んぇ?」
ごしごし目をこすってやっと状況を理解
って!!うわぁぁ!?
お姫様抱っこされてる!!?
あれ!?集会は!!?!?
「ちょ、降ろ、して!善ちゃん!!」
「暴れないでよ。起きなかった次郎が悪いんだから」
うえええめっちゃ見られてる見られてる…というか睨まれちゃうじゃんこの野郎
それになにより恥ずかしい
「恥ずかしいなら顔うずめときなよ」
それもそうだ、なんて妙に納得して善ちゃんの首にぎゅ、と手を回し肩に顔を押し付けた。
「うわーやばいなー」
善ちゃんが顔を赤くしてそう呟く声は聞こえなかった。
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