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「競技ですが、バレーボールサッカーバスケットボールです」
黒板に並ぶ文字にため息
コントロールはいいとして、体力がない俺から見たら全部死にそうな競技ばっかだ。
「桐生なににすんの?」
山内が配られた紙にバスケットボールって書きながらこっちを見てきた。
「俺体力ないからさー、全部無理なんだけど」
あぁ、そういえばそうだったな、と山内が頷いた
「じゃあバスケにしとけよー、俺がサポートして回してやるからお前はゴールしとけばいいよ」
「あ、ほんとー?山内いれば俺あんま動かなくていいかな」
「そこは動けよ」
「バスケにしよっと」
「動けよ?動けよ?最低限は動けよ?」
「大丈夫、呼吸はする」
「そのまま死ね」
死ねなんて山内ひどいー
善ちゃんはなににしたんだろ
回収され、統計される紙をみながらぼんやりそんなことを思った。
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