第四章

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「いや、それとこれとは話が違うだろーー!!なんで俺がリーダーやんなきゃいけないの!?」 あやうく山内に流されかけたが我に返った。 「リーダー会議ってのがあってだな、次郎」 山内はどうやら俺のことを名前で呼ぶことにしたらしい。 「3年S組のバスケ班のリーダーは確実にあいつがくる」 急にみんなが真顔になった。 あいつ?? 「伊賀 邦仁がくる」 伊賀??がくる?? って、 「それってつまり生贄!?ますますやだよ!!!」 いや、一部のチワワが羨ましそうにこっちをみてる。 「だったらこういう可愛い子にしときゃいいでしょ!!」 そばにいたチワワをひとりグイッと引き寄せて示すとチワワが小さく悲鳴をあげた。 「あ、ごめん、痛かった?」 「ちが、えっと、、」 わたわたしはじめたその子の顔は真っ赤だ。具合悪いのかな。 「大丈夫??」 顔を覗き込むとその子が固まる。 「桐生、その辺にしてやれよ」 「天然なのかそのタラしは」 「かわいそうだからやめてやれ」 なぜかバスケ班が口を揃えて俺を批判して来た。 「ということで責任をもってリーダーをたのむよ次郎」 意味がわからない
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