第四章

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no side. 「もう我慢できません あんなやつがなんであの方の周りにいるんですか」 一人の少年の悲鳴のような叫びが教室に響いた。 「和樹様に手をだしてみろ、俺たちが許さない」 対して低い声がそれを制した。 「そんなこといって当の本人に親衛隊は敵だと思われてるんでしょ?」 馬鹿にしたような高い声に言われたものが顔をしかめた。 「もうこうなったらなにが起こるかわからない 君たちもせいぜい和樹様を守るんだね」 「もちろんだ」 男たちは覚悟を目に宿し、つよく拳を握った。
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