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「これよりリーダー会議をはじめます」
バスケ班
と黒板にでかでかと書いてあり、その前には見知った、というか全力で会いたくなかった伊賀が立っていた。
そして意外にも斜め前に会計が座っている。
あいつリーダーとかやるくちだっけ?
そう思って見ていたらこっちを伺うようにして顔をむけられ、すぐにそらされた。
(なにあれ、ほんとむかつく)
さみしいかも、なんて気持ちをかき消して心で悪態をついてみる。
「リーダーは他の競技の助っ人にも優先的に出させられるから、がんばってくださいね」
相変わらず人面のよさそうな笑顔を浮かべて説明する伊賀に、何人かいたチワワがほうとため息をこぼした。
というか俺、自分のクラスにしか友達いないしまじぼっちなんですけど
知り合いといえば会計と伊賀くらいなものだ。
そう思いながらあたりを見回すと、隣の生徒と目があった。
2年B組のバスケ班リーダーらしく、目が合うと人懐こい笑顔でニッと笑われた。
「おまえ桐生だろ?いつ帰ってきたんだ?」
「えっ俺のこと知ってるの?」
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