第四章

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ーー 「え、善ちゃんてS組バレーボール班のリーダーだったの!?」 「知らなかったの?」 全競技合同リーダー会議で善ちゃんと顔を合わせ、アホみたいにおっきな声を出した。 「ふうん、というか地味に会計もリーダーなんだね」 あたりを見回してぼそりとつぶやく善ちゃん 思わず目をそらしてしまった。 何回かリーダー会議をやっているが、会計と喋った回数はみごとに0回。 完全に避けられている え?さみしいかって? 正直なんか微妙にさみしい 仲良くなんて全然なかったけど、それでも数少ない知り合いの一人に徹底的に無視されてるんだ さみしいにきまってるじゃんか
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