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「あっづい…もーほんとむり」
「お疲れ次郎」
「ひゃっ」
そばにあったテントに逃げ込み、しゃがんでいると首筋に突然冷たいものがあたる感覚がした。
「お、可愛い反応じゃんー、スポーツ飲料持ってきたから飲んでいーよ」
「なんだ、巴か」
「その反応地味に傷つくからやめろよー、
ほら立て、椅子座ってろ」
ニヨニヨしている巴に腕を掴まれ、椅子に座らされた。
こいつ力あるよな意外に
「で、巴なにやってんの」
「保健係ー、こう暑いと体調崩す人も多いからねー設置してあんの」
あぁ、そういえば保健委員だったこいつ。
「てか次郎めっちゃ活躍してたじゃんーかっこよかったー」
「なんだよー巴、惚れたー?」
「なにを今更ー」
ほんとにアホだこいつは。
つかやっぱノリいいよね、楽しい
「ってやっぱ伊賀先輩すごいな」
ぼそりと巴のこぼしたつぶやきにコートへ目を向けると、
「うげ、こうしてみると委員長の威圧感半端ない」
たしかにすごかった。
相手チームを容赦無く蹴散らしてる。
敵じゃなくてよかったー
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