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「よぉ、桐生じゃねえか」
シャツのボタン何個開けてんだこいつ…って思わず思ってしまうようなチャラいホスト、こと佐賀先生がきた。
「あー、お久しぶり?です?」
「久しぶりって…お前最近ホームルーム出てるから毎日会ってんだろ…」
あーごめん、出てるけど寝てるもの俺
「さっきの見てたけど、お前運動も出来んのな」
「体力ほんとないっすけどね」
「それでベンチか
まぁ無理すんなよ、桐生ちょっと顔色悪いし」
佐賀先生の手が俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。
「うぃす」
手でかいし撫でんのうまいし、優しいし?
こんな見た目でも中身は普通にいいおっちゃんだもんな~
「失礼な。まだ20代だ」
「佐賀せんせー人の心読むのやめてー」
「全部声に出してたぞ」
まじか
呆れた顔をした先生を目を細めてわらうと一瞬撫でる手が止まり、次の瞬間猛スピードで髪をぐちゃぐちゃにしはじめた。
「ちょ、やめ」
「いい加減ダダ漏れさせてるやつをしまえ馬鹿」
「は?ちょ、ぐちゃぐちゃ…」
「ぐちゃぐちゃとかえろーい次郎」
巴のアホな一声に佐賀せんせーはため息をついてどっかいってしまった。
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