第四章

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「いいか、引き分けなんて勝ったも同然だ」 …なにいってんだこいつ そう思いながら輪の中心で台の上にたつ山内を見やった。 「バスケで勝って、バレーボールで勝てばいいんだ、話は簡単だよなお前ら」 「「うす!」」 それが簡単だったら話は早いでしょうなぁ 「おい次郎!やる気なさげにため息をつくな!!!士気が下がっちゃうだろう!!」 名指しするなよほんと。 ほら、みんなこっち見た。 「次郎、よく聞けよ、前にもいったが優勝した学年は海外旅こ…「よしみんな勝つぞ!!!!!」 忘れてた忘れてた そうじゃん日本を出るビッグチャンス!!!! お前なぁ、とクラスメイトが呆れた目でみてきた。 「ということで次はバスケ班の頑張りどころだ!!!頑張ろう!!!」 あつい掛け声にあつい応答があり、まさに青春 うん、嫌いじゃないよ ただ暑っ苦しい
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