10411人が本棚に入れています
本棚に追加
「相手赤組だって!!!1-C!!!」
だれかの叫び声が聞こえてホッと胸をおろした。
一年相手なら大丈夫だろう
そんな体力使わずに勝てそう
そんな希望は山内の言葉でボロボロに崩れた
「1-C…!?今年はスポーツ優待で強豪校から外部生ぽんぽんぶっこんでるって聞いたぞ!?」
どうやらC組はスポーツ推薦の人たちがいるクラスらしい
そんなんしらねぇよくっそう
さっそくお先真っ暗じゃん
ちなみに我らがS組は特待生と学年の優秀者を集めたクラス
だからただのガリ勉だと馬鹿にされているだろう
「堀田がいないぞ山内!!」
「あいつ熱中症だってよ!」
「助っ人よべ!!C組のサッカー班でもつれてこい!!」
しかもお調子者の堀田くんが熱中症でいない
そして10分後、助っ人だ、と言われて俺のクラスに来た人物を目の前に俺は固まった。
「うちのクラスの助っ人、要千穂、もとい会計様だぞ!」
山内のすこしドヤった声が頭に妙に響き、動けなかった。
最初のコメントを投稿しよう!