第四章

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「ジャンプボールが狙い所だ。偵察では1-Cはゴツいのがくる。 つまりそれに敵う奴がほしい。」 真剣な山内にみながごくりと唾を飲んだ。 「えー、組長なんだから山内いけよー」 決してゴツくはないが、わりかし長身で程よい筋肉をつけた山内が適任だと俺は思う 俺の声にまわりが賛成し、山内は下がった眉をさらに下げてしぶしぶ頷いた。 それに俺は知ってるぞ山内 お前がジャンプボールをカゲレンしていたことを 一列にならんで試合相手との挨拶 目の前にはほんとに一年かよこいつら、というムキムキやら長身やら、とりあえず強敵そうなことは分かった。 「えー、では今から1-C対2-Sの試合を始めます 礼!」
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