第一章

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「というわけです パシられんのも日本にいるのも嫌んなったから一週間後には海外行ったけどねー」 理不尽にもほどがあるよなぁ ほんと 「それ次郎すごい気に入られてない?委員長に」 「はぁ?」 「あの人の人嫌いは俺よりひどいんだよ 風紀委員みんな怯えてるし」 俺も怖いよあの人は、と言う善ちゃんに驚いた。 善ちゃんでも怖いものとかあるんだ!? 「いや、おれも怖いんだってばーパシられんの嫌だしさー、」 よし、完食!ご馳走さまっした!! パチンと手を合わせて大きな声でご挨拶。 「俺もう帰るね、疲れちゃった」 善ちゃんが食べ終わるのを待って、俺は笑顔でそう告げた。 「午後も授業あるけど、バカ?」 「ざんねん!特待生だからサボりくらい許されるんだよ」 ほんとは多分ダメだけど 「何ヶ月もサボっててよく言うねほんと。 まぁ初日だし疲れたんだね、 早く寝なよ」 「!」 「なにその顔」 「善ちゃんが優しいなんて槍が降る…?」 「埋めてほしいみたいだね」
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