第一章

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『とりあえず文化祭まで我慢しようか、次郎』 「なんで?」 ずいぶん具体的だ、と首を傾げる。 『文化祭にアレックス連れてってあげるからさ、』 アレックスを!? アレックスは俺の大好きなアメリカ人の彼女。例の通り各国に彼女がいるけどアレックスは別格でかわいいしおっぱいおっきいし、とにかくよい、とてもよい。 「え、ほんとにアレックス?」 そしたらがんばっちゃうけど。 『やる気でた?』 その言葉に微妙、と返して唸れば「よしよし、」とあやされた。 ついでに生活態度への積極をされ、半分無視して電話をブチる。 うーん、幸先よろしい。
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