第二章

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「あれ、、え?え?」 瞠目したのは次郎と和樹とあと一人、会長の七瀬だ。 あれ? え? 和くん?あれ? なんでこないだのセクハラ野郎がいるの?え? 次郎の脳内は大パニック 「次郎!!!!!」 和樹は嬉しそうに叫ぶと生徒会役員たちの輪から飛び出して次郎に飛びかかった。 「わ…ッ」 ドン、とすごい勢いでぶつかられ、そう丈夫ではない次郎はそのまま床に倒れた。 「いった…」 「ごごごめん!!!ごめんな!!次郎!!!」 うぅ…声大きいよ和くん… 「和樹から離れてください!」 ハッとしたように久住が和樹を抱き上げた。 「はぁ…」 なんだこの無茶振りなひとたち。 なにこの理不尽 てかこの人たち、誰? 次郎は相変わらずパニックだった。 「いたたた…」 「お前、」 聞いたことある声が聞こえた。 まだ目を瞠っているセクハラ野郎が呆然とこっちを見ていた。 「あ、セクハラのひとだ」
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